3月19日に安西水丸先生がご逝去された。
訃報を聞いたのは3時間前で今でも信じられない。
心臓がどきどきしている。
安西水丸先生は私の恩師です。
今から14年前、2000年にインターナショナルアカデミー九州校で初めてお会いした時に
人を一人描くのがやっとだった私の絵を見て『君は身の振り方を考えた方がいい』と仰って下さった。
当時26歳の私は長崎で会社員をしていて、
イラストレーターという職業は現実感のない夢のようなお仕事でした。

しかし、その後32歳で先生の言葉が忘れられなくて、一大決心をして上京しました。
人生変えたいと思ったのは自分自身だけど、
先生の言葉は大きくて確実に後押しして下さってのは紛れもない事実です。
私がイラストレーションを続けようと思うのは先生と出会ったからです。
(そんなふうに先生に人生を左右された人はたくさんいるんだろうな)

上京後、水丸塾に通えるようになって、たくさんの事を学ばせて頂きました。
イラストレーターは仕事をしてこそイラストレーターだ。
仕事をしていないイラストレーターは体のいい失業者だ。
もっと色んなたくさんの言葉をもらったけど、この言葉は今の私に突き刺さる。
最後に先生に頂いた言葉があります。
私の親しい人に『山下は絵が変わってきたね』と言ってたそうだ。
大事にとっておきたい言葉です。

今、悲しくてしょうがないです。

先生に恩返しがしたい。
『そんなの知らないよ』って言われそうだけど。